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 東京・明治神宮外苑であったイベントで木製の展示物が焼けて5歳の男児が死亡した火災を受けて、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)が白熱電球付きの投光器と木くずを使った再現実験をしてみたところ、点灯から2分で発火した。NITEは「白熱灯はたくさんの熱を発する。近くに可燃物を置かないで」としている。

 明治神宮外苑の火事では、投光器の白熱電球の熱が原因でジャングルジム形の展示物を飾る木くずから燃え広がったとみられている。実験は450ワットの白熱電球のついた投光器を木くずで覆った状態で行った。点灯してから25秒で発煙し、125秒で発火。発火の際の温度は562度まで上昇していた。

 NITEの調べでは、昨年度までの5年間に白熱灯による火災が49件起きていた。うち21件は洗濯物や布団が接触したり熱で過熱したりして着火しており、死者も出ていた。

 蛍光灯の火災も5年間で91件発生しており、10年以上使った器具の経年劣化によるものが目立った。NITEは、年末の大掃除の時期に合わせ照明器具を確認することを呼びかけている。