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第9章:5

 「どうしてもダメなときは目をそらしてもいいですから」

 2015年5月27日から千葉地方裁判所で始まった無差別連続殺傷事件の裁判員裁判。2日目の公判が始まる前に、裁判長は幅美奈子さん(49)ら裁判員に言った。

 午前10時からの公判には死体検案書のほか、遺体の写真などが証拠として提出される。「それほど凄惨(せいさん)な事件なんだ」。裁判長の言葉からそう思った。同時に、「私は大丈夫だ」とも。保険関係の仕事をしているため、毎日のように死体検案書などを見ている。人の血を見ても平気だ。ほかの裁判員からは「私はダメなのよね」という声が上がった。

 「気分が悪くなるようなら目をそらしていいですからね」。何回も注意を促す裁判長の様子からは、裁判員にすごく気を使っているのが見てとれた。

 強盗殺人事件を審理した福島県…

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