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 中学生と高校生の心を動かしたのは、誰の「ことば」? 中高生を対象に、心に響いた「ことば」とそのエピソードを募った「私の折々のことばコンテスト2016」(朝日新聞社主催、朝日中高生新聞共催、Z会、栄光ゼミナール特別協賛)に2万7242点の応募があった。なかでも多かったのは、著名人のことば。昨年に続き元テニスプレーヤーの松岡修造さんが1位、トーマス・エジソンが2位。昨年6位だった米大リーグのイチロー選手が3位だった。リオ五輪メダリストら、今回ならではのことばも寄せられた。

 哲学者・鷲田清一さんが毎朝、古今東西の言葉を一つ選び、解説する朝刊1面コラム「折々のことば」にならったコンテストで、2回目。6日に最優秀賞など入賞13作品が発表された。作品の詳細は公式サイト(http://www.asahi.com/event/kotoba/)で公開している。

 受験や部活動、友人関係などで悩んだときに、励まされたといったエピソードが多く見られた。誰のことばを取り上げているかを調べたところ、「有名人」が最も多く、5261点。次いで友人、母、担任など学校の先生と、身近な存在が目立った。

 「有名人」のなかでは、237点の松岡さんがダントツのトップ。「反省はしても、後悔はするな!」「苦しい時ほど、笑ってごらん」など、昨年に引き続き、大人気の日めくりカレンダーに収録されたことばが多かった。176点で2位のエジソンは有名な格言「天才とは1%のひらめきと99%の努力」を挙げた。171点で3位のイチロー選手は、昨年に達成した日米通算4257安打への道のりを「小さいことを重ねることが、とんでもないところに行くただ一つの道」と表現し、未来へ夢を描く中高生の胸を躍らせた。

 昨年から大きく順位を上げたのが、童謡詩人の金子みすゞ。小学校の教科書に出てくることもあり、子どものころからなじみ深い。54点中47点が「みんなちがって、みんないい」だった。人と比べてしまいがちな年ごろなのか、自分の長所や短所に思い悩んだときに、背中を押してくれることばのようだ。

 世界中を沸かせたリオデジャネイロ五輪関連では、男子体操金メダルの内村航平選手の「もう何も出ないところまで出し切った」、女子レスリングの吉田沙保里選手が4連覇を目指して決勝で敗れ、「銀メダルに終わってしまって申し訳ないです」と繰り返した場面など。また、元AKB48の高橋みなみさんが11位、嵐の大野智さんが12位に入るなど、国民的アイドルのなかでも根強い人気がある。

応募作に多かったのは誰(なに)のことば?

<1>有名人 5261

<2>友人 3955

<3>母 3275

<4>担任など学校の先生 2835

<5>本・新聞・マンガなど 2770

<6>塾など学校外の先生 2079

<7>部活の先生・指導者 1454

<8>父 1327

<9>歌詞 1306

<10>祖父母 1161

「有名人」内のランキング

<1>松岡修造 237

<2>トーマス・エジソン 176

<3>イチロー 171

<4>ウォルト・ディズニー 147

<5>相田みつを 116

<6>マザー・テレサ 74

<7>アルバート・アインシュタイン 70

<8>金子みすゞ 54

<9>マイケル・ジョーダン 49

<10>スティーブ・ジョブズ 47

<11>高橋みなみ(歌手、元AKB48) 42

<12>大野智(嵐) 41

<12>ゲーテ 41

(数字はいずれも作品件数。1作品で複数カウントあり)

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