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 年の瀬の大掃除シーズン、楽器のお手入れもお忘れなく――。管楽器の内部に台所の排水口を上回る密度のカビが生息している実態が、大阪市立自然史博物館の浜田信夫・外来研究員の調査で明らかになった。学校でも近年人気が高い吹奏楽。調査では、中高生のほうが年長者より掃除を怠る傾向が強かった。

 人間の生活環境にいるカビの研究を続ける浜田さんは9~10月、関西の中学、高校、大学の吹奏楽部や社会人が使う管楽器、計165台を調べた。楽器内に水分がたまりやすい3カ所を綿棒で拭き取ってもらい、付いたカビを培養。楽器の使用年数や頻度、掃除の仕方も聞き取った結果、金管楽器100台のうち88台、木管楽器65台のうち35台からカビが検出された。

 金管楽器のうち、ユーフォニウム(10台)は調査部位1平方センチあたり、平均で7487個▽テューバ(13台)は4037個▽トランペット(28台)は819個▽ホルン(21台)は791個▽トロンボーン(28台)は341個。平均は977個で、最多はテューバの18万個。1千個を超えた56台のうち、33台が1千~9999個だった。

 木管楽器はサクソフォン(16台)が73個▽クラリネット(32台)は29個▽フルート(13台)は13個。平均で金管楽器の28分の1だった。

 また、金管楽器の調査対象者のうち「普段あまり掃除をしない」とした人が5割おり、カビの数も多かった。掃除が月1回以下の楽器と週1回以上の楽器とでは、カビの数は10倍以上の差があった。

 浜田さんの過去の調査では、台所のシンクの排水口付近が244個、浴室壁面の目地が688個、浴室の排水口で3190個。楽器内は住宅の水回りに匹敵する数値だった一方、多くが金属製のためか、室内によくあるカビとは種類が異なっていたという。

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