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 大分大学経済学部の男子学生が昨年2月に自殺した問題で、同大は27日、元講師の男性(37)によるアカデミック・ハラスメントが自殺の原因だとする検討委員会の報告書を発表した。

 報告書によると、学生は当時3年生。弁護士らによる検討委は、学生の家族や友人ら計22人に聞き取りなどを進め、アカハラ以外に理由が見当たらないことなどから、自殺は元講師の嫌がらせが原因と判断した。

 元講師は学生を指導する中で、2014年夏ごろから、通信アプリ「LINE(ライン)」で再三叱責(しっせき)するなどしていたという。同大は今年6月、元講師の行為をアカハラと認め、自殺との因果関係を調べるとしていた。

 一方、検討委は、この学生に対する元講師の態度に問題があると、周囲の人たちが元講師を指導する准教授に相談したのに、准教授が詳しく調べなかったことも指摘。検討委は、学生の安全に配慮する注意義務違反にあたると大学側の責任にも触れた。