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 パキスタンのアシフ国防相がインターネットの「偽ニュース」を真に受け、ツイッターでイスラエルへの核攻撃を示唆する投稿をした。ツイッター上では「偽ニュースの見分けもつかないのか」「脅す前に事実確認を」などと非難が相次いでいる。

 偽ニュースは20日、ネット上に配信された。イスラエルの前国防相が、もしパキスタンが過激派組織「イスラム国」(IS)対策でシリアに派兵した場合、「核攻撃でパキスタンを破壊する」と語ったとの内容だった。

 これを信じたアシフ氏は23日夜、自身のツイッターで怒りを表明。「イスラエル国防相が核で攻撃すると脅している。イスラエルはパキスタンも核保有国だということを忘れている」と書き込んだ。この投稿が米メディアに取り上げられると、批判が殺到。アシフ氏は25日夜に「パキスタンの核は抑止のためにある。平和共存を望む」と書き込み、火消しを図った。

 ネット空間に拡散する偽ニュースは、米大統領選の投票にも影響を与えたとして物議を醸している。米フェイスブックは今月、偽ニュースをチェックする仕組みを導入すると発表した。

 パキスタンは、パレスチナ占領に反発し、イスラエルと国交を結んでいない。(イスラマバード=乗京真知)