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 オバマ大統領は27日、ハワイ・真珠湾の追悼施設「アリゾナ記念館」で演説し、国や民族の違いを超えて理解し合うことの大切さを訴えた。分断をあおって支持を集めるトランプ政権の誕生を控え、「内向きに駆られる衝動に抵抗しなければならない」「和解は報復よりも報われる」といったメッセージを米国内外に発信した。演説の全文は以下の通り。

 安倍首相、米国民を代表し、心のこもったあいさつに感謝します。今日ここにお越しいただき、ありがとうございます。和解の力や両国民の絆を示す歴史的な行動は、戦争が残した最も深い傷も、友好と恒久平和へ道を開くのだということを思い出させてくれます。

 ご来席の皆さん、米軍の皆さん、そしてとりわけ真珠湾攻撃の生存者とそのご家族の方々、アロハ。

 米国民、特にハワイを故郷とする私たちにとって、この真珠湾は神聖な場所です。今も涙を流している海に花輪を手向け、花束を投げ入れる時、私たちは、永遠に天国に召された2400人を超える愛国者のことを思い出します。天国で永遠に整列し、私たちを見守ってくれる父親、夫、妻、そして娘たちのことです。私たちは、かつてオアフ島を守ろうと戦い、毎年12月7日に少し背筋を伸ばす人々に敬意を表し、75年前にこの場所で輝いた英雄的な行為に思いをはせます。

 あの12月の夜明けは、このうえない楽園のようでした。海は温かく、信じられないくらいの青さをたたえていました。水兵たちは食堂で食事をしたり、きれいな白い短パンやTシャツに着替えて教会へ向かう準備をしたりしていました。真珠湾には、戦艦が整然と並んで停泊していました。カリフォルニア、メリーランド、オクラホマ、テネシー、ウェストバージニア、そしてネバダ。戦艦アリゾナの甲板では、海軍の楽団が演奏の準備をしていました。

 あの朝、兵士たちの本質を示し…

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