拡大する写真・図版 インターネット依存に陥った経験がある大学生。1日に3時間だけ寝て残りはゲームに明け暮れたこともあったという=静岡県内

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 パソコンのオンラインゲームから離れられないなどの「インターネット依存」が若者の間で深刻化し、病院の専門外来に駆け込む人が増えている。食事も惜しみ、ほぼ丸一日、部屋に引きこもって画面に向かう人も。低年齢ほど依存リスクが高いとされ、医師は警鐘を鳴らす。

病院受診に長い列

 「子供がネットゲームをやり続け、部屋に引きこもっている」――。神奈川県横須賀市の国立病院機構久里浜医療センターにはこんな悩みをもつ親や本人が駆け込む。2011年、医師と看護師、臨床心理士、精神保健福祉士によるネット依存専門の診療部門を開設。週2回の外来の希望者はしだいに増えた。

 現在は医師2人が1日に計20人ほどを診るが、2月末まで予約がいっぱいで、受け付けは中断している。症状を訴えるのは中・高校生が6、7割を占め、小学生もいるという。大半がネットのオンラインゲーム依存だ。

 大阪市立大病院では4年前から神経精神科でネット依存障害が専門の医師が外来診療を始めた。親だけでなく当事者に来てもらうのが条件だが、それでも患者は増えているという。

 ネット依存に関して、世界的に認められた診断基準はない。そのため両病院では、学校に通えないなど社会生活に障害があるほどの場合に「依存」とみなしている。治療は心理療法が中心。久里浜医療センターの場合、睡眠をとる方法を医師と当事者、親で話し合ったり、趣味などを聞き取ってネットから逃れる方法を探ったりする。境遇が似た人の体験を聞いて自己と向き合う集団療法も採用している。

 同センターの中山秀紀医師は「節度のあるネット使用ができる状態を目指す」と話す。

■全校生徒の5…

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