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 8日午後7時15分ごろ、宮崎県日南市吾田東4丁目のJR日南線鉄工所踏切で、近くに住む前市長の谷口義幸さん(73)が宮崎発志布志行きの普通列車(2両編成)にはねられ、頭などを強く打って死亡した。列車の乗客約20人にけがはなかった。

 日南署によると、現場は警報機や遮断機がない踏切。運転士は直前で踏切を右から左へ渡る谷口さんに気づいて警笛を鳴らし、急ブレーキをかけたが間に合わなかったという。署は事故と自殺の両面から調べている。

 谷口さんは2004年に旧日南市長に初当選し、合併後の13年まで務めた。

 JR九州によると、この事故で上下線の普通列車2本が運休し、5本が最大2時間半遅れ、約50人に影響が出たという。(佐藤幸徳)