朝日新聞所蔵の10万枚以上の皇室写真からえりすぐりを紹介する「皇室写真館」は、2004年1~7月を特集します。

 「んみゃいふぃさまい たんでぃがぁーたんでぃ」(おいでくださって誠にありがとうございます)。1月、天皇、皇后両陛下が訪問した国立ハンセン病療養所「宮古南静園」には、そんな歓迎の横断幕が掲げられました。入園者と懇談した両陛下。天皇陛下は車いすの入園者の目線に合わせるようにひざを曲げ、皇后さまはほほ笑みかけるような表情で語りかけています。

 4月には秋篠宮家の長女眞子さまが学習院女子中等科へ。はつらつとした表情で、紀子さまとともに入学式に向かいました。次女佳子さまは明治神宮外苑で得意のアイススケートを披露。初々しい姿は当時評判になりました。

 宮中三殿では耐震性や劣化状況を調べることになり、いわゆる「三種の神器」の一つで伊勢神宮にまつられている鏡のレプリカとされる神体などが一時、隣接する仮殿(かりでん)に移されました。「動座」と呼ばれる儀式で、戦時中に空襲を避けた際に地下庫に移されて以来59年ぶりのことでした。白装束姿の掌典職(しょうてんしょく)がみこしをかつぐ珍しい一枚を紹介します。