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 神奈川県伊勢原市善波で1月上旬、木造の平屋が全焼する火災があった。焼けたのは10年前に廃業したラブホテル。「心霊スポット」として話題の場所だった。不法侵入が絶えない廃屋は各地で増えており、自治体も対応に苦慮している。

 伊勢原市と秦野市を結ぶ通称・善波トンネルから車で5分。国道から脇道に入ると、山あいにピンクや黄色の派手なネオンが見えてくる。「ここらへんじゃ有名なホテル街ですよ」。タクシーの運転手に案内され、近くを歩いた。10軒ほどのラブホテルが集まるが、営業しているのは3、4軒。半数以上は電気が消えて休業しており、窓ガラスが割れたままのホテルもある。

 この「街」で火災が起きたのは1月3日午後11時45分ごろ。伊勢原署によると、けが人はいなかったが、ホテルの廃屋1棟180平方メートルが全焼した。「消防車が7台くらい来て、すごい騒ぎだった。山や隣の建物に移るんじゃないかとヒヤヒヤした」。別のホテルの従業員は語る。

 茂みの中にひっそりと立つホテルは骨組みが焼け落ち、壁一面に赤いペンキで落書きがある。近くには酒瓶が散乱し、誰が乗り捨てたのか、ナンバーが外れたバイクが転がっている。ホテルに電気は通っておらず、漏電の可能性は考えられない。署は不審火とみて調べている。

 「いつか起きるんじゃないかと思っていた」。近くに住む女性はいう。数年前、心霊スポットとしてネット上で話題になり、若い男女が訪れてはたびたびトラブルを起こした。「夜にギャーギャー叫ぶ声がうるさくてしょうがない。たばこの吸い殻が落ちていたこともあった」と女性。ツイッターには「かくれんぼしてきた」「ノリでいったらまじでびびった」などの投稿が並び、署にも「肝試しをしている少年がいる」と苦情があったという。

 近隣住民によると、一帯は30…

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