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ナガサキノート3千回:中

 「原爆の話をして、拍手をもらって喜んでいていいのか」。そんな声が聞こえたような気がした。原爆で亡くなった友人らが、にたっと笑って言っているような感じだ。

 長崎市の山田一美さん(83)は昨年9月、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館(同市)の事業でドイツを訪れ、学校で被爆体験を語った。拍手を浴び、涙を流す人たちに握手も求められ、思いが伝わったと実感した。

 「声」を聞いた気がしたのは、うれしくてホテルに帰ったとき。「原爆のことは若い人たちに話すべきことだから、勘弁してくれよ」。そう思いながらも、亡くなった人たちがそばにいると、改めて感じた。

 自分も死と隣り合わせだったと思う。2012年7月に朝日新聞長崎版に掲載された連載「ナガサキノート」でも「運命を感じる」と語った。「『生き残って話せよ』ということかな」

 ただ、戦後しばらくは体験を語…

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