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 松島町の「マリンピア松島水族館」が88年間の歴史に幕を下ろして1年半。その懐かしい風景が3次元映像となって、仙台市青葉区のぶらんどーむ一番町商店街にある「au SENDAI」で無料公開されている。14日には水族館の元職員らが招かれ、臨場感あふれる映像を体感した。

 招待されたのは、飼育員として20年以上勤めた元専務の川村隆さん(66)。バーチャルリアリティー(VR=仮想現実)用のゴーグルをつけると、飼育員の足元に集まったペンギンが魚をもらう様子や、それを見守る親子連れらの風景が首を振るだけで360度展開した。そのほか、アシカショーや水槽内から撮影した映像など、閉館約1年前の館内5カ所の様子が約2分間見られる。

 川村さんは「アシカショーを楽しむお客さんの姿などを見て当時の日常を思い出した。少しでも多くの人に見てもらってマリンピアのことを忘れないでもらえれば」と話した。

 15日まで水族館の写真やグッズを展示する記念イベントも開かれている。(若井琢水)