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 強い寒気の影響で、県内は15日も北中部を中心に雪に見舞われた。各地で除雪車が道路の安全確保に追われ、公共交通機関も一部で乱れた。16日も午後6時までの24時間に、多いところで北中部10センチ、南部2センチの降雪が予想されている。

 津地方気象台によると、最大積雪量は、いなべ市北勢町45センチ、亀山市関町20センチ、四日市市塩浜町17センチ、鈴鹿市飯野寺家町15センチ、伊賀市柘植町12センチ。津市でも2センチを観測し、昼過ぎまで断続的に雪が降った。

 県北部では雪道の各所でわだちができた。伊勢湾岸道では、下り線のみえ川越インターチェンジ(IC)―四日市ジャンクション間が15日午前0時から積雪のため通行止めになり、午後7時時点で解除のめどは立っていない。名阪国道も関ICと伊賀IC間の約14キロが午前8時30分から上下線とも通行止めに。国土交通省北勢国道事務所が除雪作業を進め、名古屋方面行きは10時30分、大阪方面行きは午後0時30分にそれぞれ解除された。

 JR各線もダイヤが乱れた。関西線では関駅(亀山市関町新所)で午前6時50分ごろ、列車用の信号機に雪が積もって信号が切り替わらなくなり、4本が部分運休、2本が最大1時間40分遅れ、約400人に影響が出た。四日市駅や桑名―朝日駅間、河原田駅、紀勢線の下庄駅では午前中に積雪でポイントが動かなくなり、富田浜―四日市駅間の踏切で車が立ち往生した影響も受け、「快速みえ」上下計8本や特急「ワイドビュー南紀」上下計2本が部分運休した。

 近鉄も名古屋線、湯の山線などで部分運休や最大40分ほどの遅れがあり、約5万人に影響が広がった。

 また、四日市市伊坂町と山村町では、午前9時50分から午後3時55分ごろまで住宅約100戸で停電が発生。大雪が影響した可能性もあるとみて、中部電力が原因を調べている。

 県警などによると、雪の影響によるスリップ事故は14、15日の2日間で130件発生。桑名市や鈴鹿市などで少なくとも40~70代の男女8人が雪のため転倒してけがをするなどした。

 伊賀市上野丸之内の伊賀上野城では午前中に雪が1センチほど積もり、雪景色が広がった。城を管理する伊賀文化産業協会によると「これだけ雪が積もるのは今シーズン初めて」という。午前中は同市中心部の道路や屋根にも雪がうっすらと積もり、朝早くから家や店の前の除雪をする人や、雪をかき集めて遊ぶ子どもの姿もあった。(小川尭洋、村瀬成幸)

センター試験繰り下げ実施

 大学入試センター試験の2日目が15日、県内でも実施された。雪の影響を受けて公共交通機関に遅れが出たため、県内7会場のうち三重大(津市)、三重県立看護大(同)、四日市看護医療大、四日市大、鈴鹿医療科学大、鈴鹿大の計6会場で試験開始を1時間繰り下げ、休憩時間を短縮して対応した。

 1日目の14日には県立看護大学で、地理歴史・公民の試験開始直前に入室した受験生1人の試験時間が7分不足するミスがあった。受験生は試験官から説明を受け、7分遅れで試験を始めたが、本来は終了時刻を1人だけ延長すべきなのに、周りの受験生と一緒に終了させた。希望すれば再試験をするという。皇学館大(伊勢市)では、1人が替え玉受験防止用シールを貼り間違え、国語の開始時間が3分遅れた。