拡大する写真・図版 福岡市営地下鉄の路線図

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 昨年11月のJR博多駅前の陥没事故が、福岡市営地下鉄七隈線の延伸事業(天神南―博多)に影を落としている。当初の2020年度開業は見通せず、累積赤字の返済がさらに遅れる恐れもある。延伸に期待していた沿線の市民らは、気をもんでいる。

 5車線道路をえぐった巨大な穴(幅約27メートル、長さ約30メートル、深さ約15メートル)は埋め戻され、跡形もない。だが陥没の際に掘削途中のトンネルに流れ込んだ地下水は抜かれておらず、作業員が中に入れない状態のままだ。市は昨年12月下旬から今月1日まで4カ所でボーリング調査を実施。国の第三者委員会に調査データを提出し、原因究明に役立てる。

 市南部を通る七隈線は05年に橋本―天神南(12キロ)で開業したが、ほかの路線との乗り換えの不便さなどが響き、15年度の1日あたりの乗客数は7万8千人と開業前予測の11万人に満たない。累積赤字は15年度で575億円にのぼる。

 13年から始まった延伸工事には、乗客数を増やす狙いがある。市交通局が09年に公表した計画では、博多駅への延伸後、42年度には1日あたりの乗客数が14万5千人になり、累積赤字も解消する算段だった。

 だが、陥没事故で計画は見直し…

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