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 今春の「京都非公開文化財特別公開」(京都古文化保存協会など主催、朝日新聞社特別協力)では、黒く焼け焦げた地蔵菩薩(ぼさつ)立像(国重要文化財)が、京都・大原の寂光院(じゃっこういん)で公開される。火災に遭いながらも、なお立ち続ける地蔵像の姿は、文化財の尊さとそれを守り伝えることの大切さを見る者に訴えかける。今月26日は文化財防火デー。

 天台宗の尼寺で、平清盛の娘、建礼門院徳子が余生を過ごした「平家物語」ゆかりの寂光院。2000年5月9日未明、その本堂が放火により全焼した。

 本尊として安置されていた鎌倉時代の高さ2・56メートルの地蔵像も焼けたが、表面が黒く炭化しながらも、立った状態で残っていた。その後修復され、寺の収蔵庫に安置されている。瀧澤智明(ちみょう)院主(80)は「焼けてなお、皆様をお守りくださっている。本当によく残ってくださった」と手を合わせる。

 歴史をみれば、文化財が失われ…

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