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暮らしの中から:3 世界

 ナガサキノートの取材を受けた後にピースボートに乗り、海外で体験を語った三瀬清一朗さん(81)=2009年に掲載=に昨年12月、話を聞いた。訪れたのは、フランスが核実験をしたタヒチ、元首相が広島で被爆したブルネイ、核廃絶に積極的なベネズエラ……。日本に限らず様々な土地で、被爆体験の伝承が求められているのだと感じた。

 これまでの記事を読み返すと、想像以上に多くの人が海の向こうに足を運び、体験を伝えていた。11年10月に75歳で亡くなった出口輝夫さん=同年1~2月に掲載=も、ピースボートで世界一周をした一人だ。

 《イスラム教徒が多い東アフリカのエリトリアで長崎に落とされた原爆「ファットマン」の写真を見せると、若者は「これはイスラエルが作ったのか」と尋ね、被害について詳しく聞いてきた。核兵器を現実の問題として考える姿があった。》

 訪れる国ごとに、反応も様々だった。

 《ギリシャ・プレウスでは小学生の質問攻めに驚いた。「どうやって生き残ったのか」「今でも子どもたちに障害が出ているのか」「投下した人は罰せられたのか」――。「自分で考える力を養う教育を子どもたちが受けている」と思った。》

 体験をより正確に伝えるために、外国語を学ぶ人もいる。山脇佳朗さん(83)=08年に掲載=は誤った通訳をされた経験から、英語を猛特訓して国内外で体験を語った。

 《率直な感想を聞けることがうれしい。(中略)被爆者の思いを海外にも届け、心を通わせたいと願っている。》

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