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 福岡市博多区博多駅前3丁目のホテルで18日朝、7階の宿泊客の男が女性従業員2人を客室に連れ込んで一時立てこもり、部屋の窓から飛び降りて死亡した。従業員の1人は鼻を骨折しており、福岡県警は監禁致傷などの疑いで捜査し、男を容疑者死亡で書類送検する方針。

 博多署は男は住所、職業ともに不詳の33歳と確認。氏名は発表していない。

 署の説明では、18日午前4時ごろ、男から「テレビがつかない」と電話があり、部屋に行って対応した女性従業員2人が順に連れ込まれた。従業員は「2人ともいないと業務に支障が出て、このことがばれる」と男に話し、午前6時過ぎに1人が解放された。

 ホテルは午前6時20分ごろ、「客室へクレーム対応に行った従業員が戻ってこない」と110番通報。駆けつけた警察官の説得に対し、男は自殺をほのめかした。部屋に残された従業員を道連れにするようなそぶりも見せたため、午前7時40分ごろに警察官がドアのロックを壊して突入。直後に男は飛び降りたという。

 従業員2人は県警に「男に顔を殴られ、スタンガンも使われた」と話しているという。目撃者などによると、男は裸で全身に入れ墨があった。現場近くの店で働く女性(60)によると、警察や消防が用意したクッションを規制線内に運ぼうとしていた最中に、男が飛び降りたという。