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 米国を代表する巨匠マーティン・スコセッシ監督が遠藤周作の原作にほれ込み、28年がかりで映画化した「沈黙―サイレンス―」が21日から公開される。来日したスコセッシ監督は「本当に長い旅路だった。異なる文化への理解が最も必要とされる今の時期に公開されるというのは感慨深い」などと作品に込めた思いを語った。

 舞台は江戸初期。ポルトガルの宣教師ロドリゴ(アンドリュー・ガーフィールド)とガルペ(アダム・ドライバー)が、キチジロー(窪塚洋介)の手引きでキリシタン弾圧下の長崎に潜入する。壮絶な拷問を受ける隠れキリシタンたちを前にロドリゴは棄教を迫られ、苦悩する。宗教や文化の衝突を通して、信じるとは何かを問いかける。

 原作は1966年に発表された遠藤周作による小説。その魅力について監督は「自分の信仰についてもっと深く探究しなければならないと教えてくれた作品。教義的なアプローチでなく、信じること、疑うこと、葛藤や懐疑の念を包括的に描いている」と語る。

 カトリックの家庭で生まれ育っ…

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