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 生活保護を担当する神奈川県小田原市の職員が「保護なめんな」などとプリントしたジャンパーを着用していた問題を受け、市は19日、保護を受給する条件などを示す市ホームページの記述を修正し、生活に困っている人が保護の申請を控えることがないよう配慮したことを明らかにした。外部から不備を問う指摘があり、18日に修正したという。

 ホームページの生活保護欄では、4項目の最初の「生活保護制度について」をクリックすると、「生活保護よりも民法上の扶養義務の方が優先されます」「働く能力のある方は、その能力を最大限活用していただく」などと表示されていた。

 市は「扶養義務が優先する記載は好ましくない」と外部から指摘されたと説明。ジャンパーの問題で、生活保護世帯への姿勢を批判されたことも踏まえ、「保護を受けさせないようにしていると、誤解を与える」と判断したという。

 修正後は、4項目の最初に「自分の力で生活していけるよう手助けをする」と生活保護制度の趣旨を掲載。「生活保護制度について」は最後に回し、労働の義務を示した「働く能力のある方……」の文を削除した。(村野英一、村山恵二)