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 今回はちょっと趣向を変えて、ドラマと視聴率の関係について書かせていただきたいと思います。

 たかが視聴率、されど視聴率……。私は放送作家の中でも、視聴率はコンマ1まで気になってしまうタイプで、自分が関わっている番組はもちろん、そうでない番組の視聴率も、分析してしまいがちです。

 草彅剛くん主演の「嘘の戦争」(関西テレビ・フジテレビ系)第2話の視聴率が初回を上回ったことが大きな話題になっていますね。

 通常、連続ドラマの2話目は初回よりも下がってしまうケースが多く、前クール、視聴率がすべての回で前週を上回った「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系)は異例中の異例といえました。

 「嘘の戦争」の場合、初回は2時間スペシャルだったこともあり、「平場(ひらば=レギュラーの1時間放送)に戻った2話目の数字がどうなるか」は業界内でも注目されていました。

 果たして、数字がアップしたのですから、主演の剛くんはもちろん、共演者の皆さんや現場スタッフの皆さんのテンションもおおいに上がっていることと思います。

 ドラマのスタート時は、多くの場合、3話~5話あたりの撮影に入っています。時折、全て撮り終えてからオンエアされる作品もありますが、多くの場合は、視聴率とにらめっこしながら脚本に微調整を加えることとなります。つまり、オンエア翌日(週末のオンエアの場合は週明け)の朝、視聴率が判明すると、ドラマの撮影現場にも担当者がお知らせに見えます。当然、良ければ現場は盛り上がりますけれど、良くなかった場合でも、座長さんやベテラン俳優さんが場を盛り上げてくださることが多いのだそうです。もちろん、監督さんがその役割を担うこともあります。

 1980年代、90年代と比較すれば、テレビやドラマのポジションも大きく異なっていますから、過去の視聴率と現在の視聴率を比較することには正直、あまり意味がありません。

 個人的な感覚ですが、いまの「嘘の戦争」第2話の12%は昔の15~16%に値するでしょうか。つまり、及第点でありヒットドラマと言えます。

 そしてもう一つ。マスコミで取り上げられるのは、「ビデオリサーチ調べ・関東地区」の数字ということなのです。地方にお住まいの方は「なんで?」と思われることでしょうね。特に「嘘の戦争」の場合は、制作局の関西テレビがある関西地区での視聴率(1、2話とも視聴率15%超)は大ヒットドラマのそれだからです。

 近年、連続ドラマの視聴率は概…

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