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 環境省は20日、同省新宿御苑管理事務所の職員が、御苑を訪れた一部の外国人から入園料をとっていなかったとして、減給10分の1(1カ月)にする懲戒処分を発表した。職員は同日付で辞職した。退職金の半額30万円の返納を申し出ているという。

 同省によると、処分を受けたのは2014年4月~16年12月に窓口を担当していた70代の期間業務職員で、料金を払うそぶりがない一部の外国人に入園券(一般は1枚200円)を渡して入園させていた。「以前、窓口で外国人から外国語で一方的にまくしたてられたことがトラウマとなった」と話しているという。

 入園者は券売機で入園券を直接購入できるが、窓口でも買える。この職員が期間中に処理した約16万枚の入場券の一部が不適正だったとみられるが、正確な人数や損害額は不明という。別の職員が不適正な発券に気付いた。環境省は事務所の上司2人も厳重注意とした。

 新宿御苑は約58ヘクタールの敷地に日本庭園などが広がり、外国人観光客に人気。昨年の来園者約200万人の半分ほどが外国人とみられるという。(小堀龍之)