[PR]

 ブリュッセルで開かれていた日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)の首席交渉官会合が20日、4日間の日程を終えた。農産品の関税などで双方の溝は大きく、まとまらなかった。次回会合の予定は決まっていない。

 今回の会合では、主に物品の関税や政府調達分野などを中心に協議し、一部で進展もあったという。日本は自動車の関税の撤廃を求める一方で、EUはチーズや木材などの分野で、環太平洋経済連携協定(TPP)を上回る市場開放を求めているとされる。昨年末の合意を目標としたが、断念していた。

 日本政府関係者は「世界的に保護主義の傾向が強まる中、我が国が自由貿易を推進していると示すことが重要。その点ではEUとも一致している。合意に向け、引き続き最大限努力する」と話す。(ブリュッセル=吉田美智子)