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 岡山大は今春、次世代のがん放射線治療であるBNCT=KM=の研究中枢「中性子医療研究センター」を開設する。国際原子力機関(IAEA)や名古屋大などと連携し、早ければ5年後に治験開始を目指す。

 BNCTは「ホウ素中性子捕捉療法」の略で、ホウ素と、放射線の一種である中性子線を利用して、がん細胞を殺す治療法だ。中性子が、ホウ素が取り込まれたがん細胞だけを攻撃するため、周辺の正常細胞へのダメージが少ない利点がある。脳腫瘍(しゅよう)や頭や首のがん、皮膚がんなど、薬や手術など他の治療が難しいがんの治療法として期待されている。

 しかし、以前は原子炉でなければ中性子線を作れなかったため、臨床研究をするには、京都大原子炉実験所(大阪府熊取町)と、日本原子力研究開発機構(茨城県東海村)の原子炉(いずれも運転停止中)まで患者を運ぶ必要があった。

 ここ数年、病院内での治療を目指し、小型の中性子線発生装置の開発競争が進んでいる。大阪府熊取町での治験が2012年に始まり、昨年は総合南東北病院(福島県郡山市)が治験を開始。さらに、岡山大を含め、全国数カ所の大学や医療機関が準備している。

 岡山大が4月1日に開く研究センターは①新たなホウ素剤開発②IAEAと共同で国際標準の治療法開発③名古屋大と共同で、IAEA基準に準拠したより安全で効率的な小型中性子線発生装置の開発、を柱とする。

 特に力を入れているのが、新し…

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