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 唯一の常勤医だった高野英男院長(81)が火災で死亡した高野病院(福島県広野町)について、福島県は18日、4月以降の常勤医を県立医大と連携して派遣する方針を示した。ただ、病院の管理者である病院長は務めさせない方針。4月以降の病院長は決まっておらず、高野病院の運営は不安定な状態が続いている。

 県は同日、広野町や復興庁、病院関係者らが参加した緊急対策会議で、病院側に「4月以降に常勤医が不在だった場合は県立医大と連携して派遣する」との支援策を提示した。

 ただ、「県から派遣する医師が医療法人の経営に参画することは想定していない」(県地域医療課の平信二課長)として、派遣する常勤医は病院長を務めさせない方針。県は、病院側が独自で病院長を探すことを求めた。

 医療法では、病院は管理者となる医師を設置することが義務づけられており、厚生労働省の通知で「常勤医が望ましい」とされている。2月から3月末までは、東京都立駒込病院に勤務する中山祐次郎医師(36)が常勤医として病院長を務める予定だが、4月以降は決まっておらず、綱渡りの運営が続いている。

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http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/(長橋亮文)