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 朝日新聞社と日本高等学校野球連盟は24日、2018年夏に開催予定の第100回全国高校野球選手権記念大会に合わせ、「深紅の大優勝旗」を新調すると発表した。また、地方大会の優勝旗も一斉に新調する。

 新しい優勝旗は、1915(大正4)年に開かれた第1回大会の初代から数えて3代目となる。

 平岡旗製造(京都市下京区)が製造し、つづれ織りという技法で織りあげられる。縦1・06メートル、横1・51メートル、重さは旗のみで約5・5キロ、ポールを含めると約10キロになるという。費用は約1200万円で、18年4月ごろに完成の予定。同社の平岡昌高社長は「日本を代表する大優勝旗には多くの方の夢が詰まっています。3代目も50年、60年と使い続けられますよう全社一丸となって取り掛かります」とコメントした。

 初代の優勝旗は、1915年に選手権大会が「全国中等学校優勝野球大会」として始まるにあたり、京都・西陣の名人らによって綾錦(あやにしき)織りで仕上げられた。大卒初任給が30~50円の時代に1500円かかったとされる。歴代の優勝校を転々とするうちに傷んだため58年の第40回記念大会を機に今の2代目へバトンタッチ。つづれ織りで正絹を使った。完成までに約5カ月、約400万円を要したという。

 3代目のデザインは初代と2代目を踏襲する。「優勝」の2文字の間にあるハトと月桂樹(げっけいじゅ)を模した図柄や、ラテン語の「VICTORIBUS PALMAE」(勝者に栄光あれ)も引き継がれる。今回の新調にあたり、昨夏を制した作新学院(栃木)が保管中の旗を今年1月に借り受けた。下絵や色案の選定などに使われた後、2月末に返される。

 初代は阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)内にある甲子園歴史館で展示されており、2代目も同館に寄託する予定。(下地毅)

「大変光栄、身の引き締まる思い」

 この度、3代目の大優勝旗の新調のご用命を賜りましたことを大変光栄に感じております。

 と共に、日本を代表する優勝旗でありますので、身の引き締まる思いでございます。

 この大優勝旗には多くの方の夢が詰まっています。

 今回新調させて頂く3代目大優勝旗も50年・60年と使い続けられますよう、全社一丸となって製造に取り掛からせて頂きます。

平岡旗製造株式会社

代表取締役社長 平岡昌高