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 稀勢の里が25日、横綱に昇進した。猛稽古の末につかんだ綱。初土俵から15年、晴れの日を迎えた。

 1998年夏場所で昇進を決めた66代横綱若乃花以来、19年ぶりに生まれる日本出身の横綱。昇進伝達式の会場となった都内の高級ホテルには、大勢の報道陣が詰めかけた。午前9時半過ぎ、日本相撲協会からの伝達の使者が到着。両親や関係者らに見守られるなか、昇進を伝えられた。

 口上は「横綱の名に恥じぬよう、精進いたします」。緊張からか「ちょっとかんでしまった」とはにかみ、四字熟語などを交えずシンプルな内容にしたことについて「自分の今の気持ちをそのまま伝えました」。新横綱としての覚悟を問われると、「普段の生き方も見られる。人間的にも成長して、尊敬されるような横綱になりたい。もっともっと強くなって、皆さんに応援してもらえるように頑張ります」と誓った。

 師匠の田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)は「すごい重圧の中、努力している姿を間近で見てきた。先代師匠(元横綱隆の里)にいい報告ができる」。八角理事長(元横綱北勝海)は、「逃げる場所のない地位。試練はあると思うが、強気でいってほしい」と期待を込めた。(菅沼遼、鈴木健輔)

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