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 「旅色」など電子雑誌19誌を発行しているブランジスタの岩本恵了社長に独自の電子雑誌ビジネスを聞いた。(インタビューは2016年12月2日)

 ――アマゾンのキンドルなどが上陸する前から電子雑誌を手がけてきたのですね。

 「はい、電子書籍元年の5年前、2007年に当社としては初の電子雑誌『旅色』を創刊しました。もともと当社の親会社のネクシィーズグループはこれまでに携帯電話やインターネット接続サービスなどを個人向けに拡販をしていました。その当時のさまざまな企業とのおつきあいで培ったノウハウを活用し、販促支援を行う会社として設立されたのが当社です。そのなかで全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連)と提携しまして、公式サイトやウェブ上のプロモーションのお手伝いをしていました。そのときに観光・旅行を電子雑誌で宣伝するビジネスを始めれば、既存の宿泊サイトなどと差別化できるのではないかと思ったのがきっかけです」

 「当社としては編集ノウハウがなく、初めての領域へのチャレンジでしたので、なかなか立ち上げるのは大変でしたが、『旅色』を創刊した2007年に200誌以上の紙の雑誌が休刊しており、確実に紙から電子への潮流があらわれていたので確信をもってチャレンジしました。現在も紙の雑誌の創刊数は右肩下がりを続けており、そのためか、編集職の採用募集をすれば女性ファッション誌などの元編集者が『デジタルファーストの電子雑誌はユニーク』と、たくさんの応募をいただいております。一般の電子書籍はPDF化しているだけですが、月刊で発行している『旅色』をはじめとする当社の電子雑誌はカメラマンを使って撮影、編集し、発刊までゼロから電子のみで制作しています」

 「さらにブランジスタの営業部隊が組み合わさって、雑誌の出版社ですが自社の営業力もある。他社ではなかなか実現できないビジネスモデルになっています。営業人員は100人ほどおり、北海道から沖縄まで山奥の温泉地も一軒一軒アポイントをとって、訪問してご提案をしています」

 ――そうすると、広告を出してくれる?

 「そうですね。たとえば有名な女優さんを使って観光地で撮影し、観光地の特集を組む。さらに旅館やホテルには、施設内に料理や風呂など様々なアピールポイントがあるのですが、紙媒体ではすべてを伝えきれなくて。電子だとそういうものをすべて掲載できる。これを各旅館の公式ホームページのコンテンツとしても掲載できるようにするのです。女優さんの写真も使って」

 「旅館の予約は自社のホームページや宿泊予約サイトなどに任せて、私たちは観光地と宿泊施設・飲食店の情報と芸能人をミックスして、その施設のブランディングをしているのです。『旅色』だけで旅館は約4500施設を掲載しています」

 ――よく著名タレントをこれほどまで起用できますね?

 「この9年間で、通常インター…

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