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 草津市内で野鳥の死骸から高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出されたことを受け、彦根市は27日、彦根城の堀で飼っているコブハクチョウ4羽とコクチョウ2羽の計6羽を、感染を防ぐために捕まえ、隔離した。

 6羽は中堀と内堀で、野鳥と一緒に過ごしていた。現時点で感染は確認されていない。県から放し飼い展示を原則中止し、野鳥と接触を避けて収容するよう通知があったため、この日朝から彦根城管理事務所の職員が捕獲して回った。事務所の作業所に張ったテントに隔離し、安全が確認できれば再び放し飼いにする。

 彦根城のコクチョウは、幕末の彦根藩主で大老の井伊直弼が、元水戸藩士に桜田門外の変で討たれた遺恨を乗り越えようと、親善都市になった水戸市から記念に贈られたもの。水戸市によると、彦根から水戸に贈られたコブハクチョウは昨年末、鳥インフルエンザで30羽が死んだが、現在はほぼ収まり、全滅は免れたという。(大野宏)