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 加賀市で見つかった野鳥ヒシクイの死骸からA型鳥インフルエンザウイルスが検出された問題で、県は27日、鳥取大での確定検査の結果、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N6亜型)が確認されたと発表した。県内で高病原性鳥インフルエンザが確認されたのは初めて。環境省は野鳥緊急調査チームの派遣を準備している。

 県はこの日、対策警戒本部会議を開いた。県内すべての養鶏場などへの情報提供や注意喚起をし、消毒用の消石灰を配布するなどの対応を確認した。

 死骸は15日、加賀市の片野鴨池の水辺で見つかった。18日、国立環境研究所の遺伝子検査でA型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出たため、環境省は発見場所の半径10キロ圏内を野鳥監視重点区域に指定した。県は圏内の養鶏場など11カ所を立ち入り検査し、野鳥の監視パトロールを続けているが、異常がないことを確認している。

 県によると、鳥インフルエンザは通常は人に感染しない。排泄(はいせつ)物などに触れても手洗いやうがいをすれば、過度に心配する必要はないという。県農林水産部の中田峰示部長は「引き続き緊張感をもって警戒にあたる。家きんに万が一発生した場合、すみやかに防疫措置がとれるよう準備を進めていきたい」と話した。(伊藤稔)