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 大阪府豊中市の千里ニュータウンにある新千里北町地区に、車の進入禁止を示すユニークな車止めが設置されている。動物や幾何学のデザインで、地区内のあちこちにある。千里ニュータウンの歴史や街並みについて研究している近畿大学大学院の学生が車止めに着目して調べたところ、50カ所以上に設置されていることが分かり、個性的な「街の宝物」として調査結果をまとめた。

 新千里北町地区は閑静な住宅街で広さは約97ヘクタール。ユニークな車止めは、千里ニュータウンでも同地区内に集中していて、歩行者の専用通路に車が進入しないように設置されている。動物はキリンやゾウ、リスなどで幾何学は丸や四角、三角形など様々な種類がある。

 建築計画専攻で千里ニュータウンを研究している近畿大大学院2年の武部俊寛さん(24)が、車止めに興味を持ち、2015年9月から調査を開始。学生や千里の魅力を情報発信している市民団体の協力を得て、車止めを探し歩いた。

 その結果、地区内に動物は9種類24個、幾何学は4種類28個が配置されていることが判明。コンクリート製で、高さは50センチ~1・2メートルほど、幅は50~60センチほどで、色は緑や赤、黄など7種類あるという。

 新千里北町の街開きは1966年。武部さんによると、公共施設や公園、住宅を計画的に配置した日本初の市街地開発事業で、歩行者専用道が多いのが特徴。「歩車分離」のために車止めの設置が多くなったとみられるが、なぜ動物や幾何学のものが置かれたのかは事業主体の府にも記録が残っておらず不明という。

 新千里北町では、環状になって…

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