[PR]

 東京電力福島第一原発事故の影響で福島県から千葉県内に避難した3世帯の子どもが、学校でいじめを受けたと訴えていることが分かった。千葉県に避難した人たちが国と東電に損害賠償を求めている集団訴訟の弁護団が明らかにした。

 「原発被害救済千葉県弁護団」によると、千葉地裁に訴えを起こしている原告18世帯のうち、小中学生の子どもがいるのは5世帯。うち3世帯が「子どもが学校でいじめにあった」と話しているという。

 ある世帯の子どもは、同級生や同級生の保護者から「なんで福島から来るんだ」「福島のやつの意見は聞かない」などと言われ、これをきっかけに転校。転校先の自治体の教育委員会に、福島から来たことを伏せるよう頼んだという。このほか、「放射能が来た」などと言われた子どももいるという。

 福島県からの避難者に対するいじめがないか調べていた千葉県教育委員会は今月18日、千葉市を除く県内の公立小中学校と高校、特別支援学校に通う計270人について、いじめは確認されなかったと発表。千葉市教委も市立小中学校に通う54人へのいじめは確認されていないとしている。(滝口信之)