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 全国の国公立大の一般入試(前・中・後期日程)の出願が1日締め切られた。富山大の前期の志願者は2005年の大学統合後、初めて4千人を超え、過去最多となった。首都圏の受験生を集めようと、北陸新幹線開業に合わせて2年前からさいたま市に設置している入試会場の受験希望者は前年比で5割超増えた。理、工学部が設ける名古屋市の入試会場は、受験希望者が収容人員を大幅に超過した。

 1日午後5時現在の一般入試の志願者は、前期4409人(定員1080人)、後期3781人(同352人)の計8190人。これまでの最多は、前期が13年度入試の3811人、前・後期の合計は15年度入試の計7822人だった。

 入試会場は、富山大の3キャンパスに加え、前期はさいたま市(工学部のみ)、名古屋市(経済、理、工学部)にも置かれる。

 さいたま会場は北陸新幹線開業直前の15年度入試から設けられた。場所は北陸、東北、上越などの新幹線や在来線が多く乗り入れる大宮駅の近く。同会場での受験希望者は15年度45人、16年度53人で、3年目の今回は82人(1日午前10時現在)と前年比で5割増えた。

 また、理、工学部の志願者のうち名古屋会場での受験希望者は前年度の計530人から計779人(同)に4割超増え、当初想定していた収容上限(計400人)を超過。富山大の五福キャンパス(富山市)に振り分けられる受験生が出ることになった。

 富山大の船橋伸一教授(入試担当)は「今季は県内の高校で生徒対象の説明会や教員向け懇談会を頻繁に開き、改めて『地元固め』をしたほか、東海方面の高校へのPRにも力を入れた。志願者増はその効果ではないか」と語る。さいたま会場での受験希望者増については「首都圏の国公立大志望者は東北の大学に目が向きがちだったが、北陸新幹線の開業で、北陸の大学が徐々に視野に入ってきたのだろう」とみる。(青池学)