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襲撃事件資料室から:2

 朝日新聞阪神支局の記者2人に向け、2発の散弾が放たれた。銃口から出た弾ははじけ、鉛の粒が広がって飛ぶ。短銃などより標的に当たりやすい。

 使われたのは米国レミントン社製のピータース7・5号弾。プラスチック製の円筒、カップワッズ(直径約2センチ、長さ約5・8センチ)に、直径約2・4ミリ、重さ約0・08グラムの鉛の粒が約400個詰まっていた。

 1984年までに、約1千万発が輸入された。鳥撃ち猟やクレー射撃のトラップ競技に使われ、日本で最も消費量が多い散弾だった。

 一連の事件で散弾銃は四つの現場で凶器となり、捜査当局が「物」の捜査で最重視した。所持は許可制で本来は警察が所有者を把握しているが、盗難や紛失のため「闇社会」に消えた銃は相当な数にのぼる。計画的な事件では、そうした銃が使われることが多い。