[PR]

 名古屋・栄周辺の地図がデザインされた文房具を、地図大手の「ゼンリン」(北九州市)が10日から売り出す。東京・丸の内や福岡・天神などを採り上げた文房具は昨年1月に発売されているが、東海地方は初めて。モーニングが味わえる喫茶店を地図に記し、名古屋の街の特徴がひと目でわかるようになっている。

 文房具は「mati mati(マチマチ)」シリーズと呼ばれ、クリアファイル(税別380円)▽マスキングテープ(同430円)▽ノートパッド(同380円)▽ふせん(同480円)の4種類。今回の名古屋版を含めて10都道府県12地区の商品がある。

 クリアファイルはA4サイズで、3層の仕切りがついている。仕切りごとに、「建物」「道路」「カップのマーク(モーニングが味わえる喫茶店)」のデータが別々に印刷され、重ねると地図として完成する仕組みだ。幅2・7センチ、長さ5メートルのマスキングテープは久屋大通の地図が40センチごとに繰り返し印刷されている。

 ゼンリンの調査員が、一軒ずつ歩いて調べて作った住宅地図のデータを使った。3人の若手女性社員が開発を担当し、ポップな見た目にした一方、色づけする際、商業施設や住宅など建物の種別ごとに正確に色分けし、地図好きの人の心もくすぐるようにした。開発を担当した福原菜美さん(31)は「色のバランスが悪くなっても、正確さを優先しました」。

 名古屋の中でも、名古屋城やオアシス21、テレビ塔、愛知県庁、市役所など、ランドマークが集中する栄地区周辺を選んだ。福原さんは「名古屋は水辺や緑のバランスが絶妙で、碁盤の目のような街並みも美しい。手に取った人に新たな発見をしてもらいたい」と話している。愛知県内のロフト(名古屋駅、栄、岡崎の各店舗)などの店頭に並ぶ予定だ。(高岡佐也子