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 トランプ米大統領は米大手百貨店が長女イバンカ氏が自身の名前を冠して手がけているファッションブランド「イバンカ・トランプ」の販売中止を決めたことに対し、8日、自身のツイッターで「私の娘のイバンカが、あまりにも不当に扱われた。彼女はすばらしい人間で、いつも私が正しいことをするように後押ししてくれるのに、ひどいことだ!」と批判した。

 百貨店は、米国とカナダで約350店を展開するノードストローム。先週、ファッションブランドのイバンカ・トランプについて、「現状の売れ行きから判断し、このシーズンは買い付けないことを決めた」と表明した。

 先の大統領選期間中に、トランプ氏の女性蔑視発言などがきっかけで、同氏や家族が手がける「トランプ・ブランド」の商品不買運動が起きていたことから、米メディアはこれらが販売中止の判断にも影響したのではないかとの見方を紹介した。

 これに対して、百貨店側は、今回の判断と米国での政治的な情勢とは関係がないと説明。一方で、トランプ氏の支持者らがツイッターで「ノードストロームで買い物はしない」と宣言するなど、騒動は大きくなっている。

 8日のホワイトハウスの記者会見では、大統領が家族の事業に関与することについての質問が相次ぎ、スパイサー報道官は「大統領には父親として家族を支える権利がある」とトランプ氏を擁護した。

 報道によると、別の大手百貨店ニーマン・マーカスも最近、「イバンカ・トランプ」ブランドの宝飾品のインターネット販売をやめたという。(ニューヨーク=畑中徹)