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 格闘技の試合をインフルエンザで欠場した選手が、主催者側から無期限の公式戦出場停止とされ、波紋を広げている。感染は「自己責任」なのか。

 「プロとしての自己管理の不足。関係者への物心両面にわたる多大なる迷惑行為とし、無期限の公式戦出場停止と致します」

 7日、格闘技イベントを主催する「RISE(ライズ)クリエーション」(東京都豊島区)のホームページに、こんな告知が載った。問題になったのは、後楽園ホール(文京区)での1月28日のタイトルマッチ。同社によると、出場予定だった選手がインフルに感染し、吐き気や高熱などの症状が出たため、当日になって試合を中止。対戦相手の不戦勝と裁定したという。

 告知に対し、ツイッターでは「ウイルス感染だから自己管理も限界がある」「発症してても出るべきだったってこと?」「重すぎる」と、疑問視する投稿が相次いだ。

 同社の広報担当は「試合は当日のメインイベントで、相手もこの日に向けて調整してきたのに、直前に中止になった。プロの選手としての責任を重く見た」と説明する。ただ「無期限停止」としたのは期間を区切らず柔軟に対応するためで、いずれ出場を認める方針。「気をつけていても感染することはあり、線引きは難しい。厳しすぎるという意見もあるので、今後は考慮したい」と話した。

 厚生労働省によると、インフルは例年1~2月ごろにピークを迎える。1月23~29日に報告された1医療機関あたりの患者数は39・41人。警報レベルとされる30人を超えた地域は45都道府県に広がっている。今シーズンは流行が早かったこともあり、9月以降に休校や学級閉鎖などの措置をとった保育園や幼稚園、小中高校などは7182施設と、昨年同時期の1268施設を大きく上回る。高齢者施設や病院では集団感染も起き、亡くなった人もいる。

 影響は各地に。高知競馬では、8日に騎乗する予定だった騎手21人のうち7人がインフルに感染、または疑いがあるとして騎乗をとりやめた。

 ここ一番での感染は、他人事ではない。文部科学省の都道府県と政令指定都市を対象にした調査では、公立高校の2016年度入試でインフルを理由に別室で受験した生徒は2695人。病気などの理由で追試を認めているのは11府県市にとどまった。

 調査を受け、文科省は昨年10…

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