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 香辛料や黄色の着色料などに使われる花のサフラン。紅色のめしべを加工したものがサフランライスやパエリアに使われ、生薬にもなる。その国内生産量「日本一」をうたうのが大分県竹田市だ。

 公益財団法人の日本特産農産物協会(東京)によると、2013年のサフランのめしべの国内生産量22キロのうち、大分県産は18キロと8割を占める。県園芸振興室によると、そのほとんどが竹田市から。市の担当者が「日本一の産地」と胸を張るゆえんだ。

 ただ、実はその生産量が激減しており、地元は生産者の育成に力を注ぐ。市サフラン生産出荷組合によると、1985年には市内で300人以上が約200キロを出荷したが、安価な外国産の輸入が増えた。農協によると、2016年に農協に出荷した生産者は37人。出荷量は8キロほどだという。

 なんとか減少に歯止めをかけようと、組合と市、県は協力し、栽培方法などを伝える研修を15年度から始めた。傷つけずにめしべを摘み取る技術なども習い、15年度は10人以上が参加。今年度も約10人が研修中で、昨秋、そのうち4人が農協に出荷した。

 そもそも、なぜ竹田市で栽培が盛んになったのか。

 市などによると、栽培が始まったのは20世紀初めの明治期。商人が神奈川県の医者から球根を持ち帰ったのが始まりとされる。それが根付いたのは独自の栽培方法が生み出されたことが大きい、と地元の人たちは口をそろえる。

 サフラン農家の渡部親雄さん(…

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