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 トヨタグループの祖、豊田佐吉が生誕150年を14日に迎えるのを前に、11日、故郷の静岡県湖西市が式典を開いた。トヨタ自動車の首脳だけでなく、トヨタと提携覚書を結んだばかりのスズキの首脳も出席し、祝辞を述べた。両社はともに静岡県西部の遠州地方をルーツとし、祖業も布を織る織機。創業家の蜜月ぶりを示した。

 トヨタから豊田章一郎名誉会長(91)や豊田章男社長(60)、スズキから鈴木修会長(87)が出席し、ひな壇に並んだ。湖西市は佐吉に「名誉市民章」を贈呈。ひ孫の章男氏が受け取り、章一郎氏が謝意を示した。

 あいさつに立った鈴木氏は「何はともあれ、おめでとうございます」。両グループの創業者について「互いのおじいちゃんが、同じ(織機の)仕事を選んだ。深い縁を感じる」と取材に話した。

 両社はトヨタ子会社のダイハツ工業を通じ、激しい販売競争を続けてきた。しかし、鈴木氏が旧知の章一郎氏に提携を申し込んだのをきっかけに昨年10月、交渉入りを発表。今月6日には提携の覚書を結んだ。(友田雄大)