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 印象的な採用試験のチラシで、受験者が毎年千人を超す奈良県生駒市が、2017年度版の刺激的なポスターを作った。「地味」「堅苦しい」というイメージもある公務員像をコミカルに描き、「生駒は違う」と訴える。3年前のチラシを見て入庁した若手職員のアイデアが、採用された。

 ポスターには3人の「公務員」が描かれ、強烈な言葉が添えられた。つまらなそうにパソコンをいじる男性は《仕事メンディー》。若者言葉で「面倒くさい」の意味だ。「担当外です」と答える窓口の女性は《だって自分ファースト》。決裁印を楽しそうに押す男性は《単純作業アモーレ》。

 若者言葉や流行語をちりばめながら、就職活動をする学生らの関心を引きつける戦略だ。すぐ下に「その公務員のイメージ、3分で覆します」と記し、最前線で働く市職員を紹介する動画に誘う。

 担当した一人が、入庁2年目、人事課の金丸彰吾さん(30)。大手企業で6年間働いた後、転職した。

 「学生時代の公務員像は、悪く言えば『税金で楽をしてる人』でした」。首都圏で営業販売を任され、充実感もあった。だが、次第に「どんなに仕事をしても、街も社会も良くはならない」と感じるように。そんな時、偶然目にしたのが、故郷の生駒市が作った14年度試験のチラシだ。「現状打破。未来に進め。」のキャッチフレーズで、アイドルのように5人の若手職員がポーズを決め、話題になった。

 生駒市は採用試験に力を入れている。民間企業と同じ適性検査を導入するなどして、13年度の試験から、受験者が毎年1千人を超す。自治体向け専門誌「日経グローカル」が昨秋、47都道府県と814市区に聴いた採用試験の調査(回答755自治体)によると、新卒では、生駒市は応募1442人に対し、31人を内定。倍率55・5倍は、全国8位、関西2府4県では1位だった。

 ただ、志望理由として「安定し…

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