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 相模原市緑区葉山島の水田地帯で、ナベヅルの幼鳥1羽が越冬している。市立博物館の秋山幸也・学芸員は「アムール川流域などから飛来したとみられ、神奈川県内で確認されたのは初めて。極めて珍しい」という。

 ナベヅルの越冬地は鹿児島県出水市が有名で、関東地方への飛来は珍しい。秋山さんは「昨年末から飛来している。何らかの原因で家族の群れからはぐれ、たどり着いたのではないか」と話す。体長は約1メートルで、成鳥にみられる、額の赤い模様がまだないことから幼鳥とみている。

 水田地帯と近くの相模川の河原を行ったり来たりして、落ち穂をつまんだり、羽づくろいをしている。土日ともなるとナベヅルの姿を求めて50人ほどが集まり、カメラで撮影している。3月ごろには繁殖地のアムール川流域に戻るとみられる。(白石陽一)