【動画】東日本大震災で約17メートルの津波に襲われた岩手県宮古市の「たろう観光ホテル」=長島一浩、葛谷晋吾撮影
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 東日本大震災で被災した当時の姿を残す「たろう観光ホテル」(岩手県宮古市)。昨年4月から一般公開が始まり、これまで約2万人の見学者が訪れている。国の復興交付金を活用した震災遺構の第1号に認定され、修学旅行生や観光客らが防災の大切さを学ぶ。

 6階建ての同ホテルは約17メートルの津波に襲われ、4階まで浸水し、3階まで大破。今月10日、カメラマンが市の許可を得て当時のロビー内に入ると、階段がめくれ上がった姿が残されていた。ツアーのバスで見学に来た38人は、ガイドの案内で非常階段を上り、最上階で津波襲来時の映像を見ながら話を聞いた。千葉県印西市の小林園子さん(66)は「あの日の出来事を風化させてはいけないと強く感じました」。(長島一浩