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 県が開発する新ブランド米、山形112号の名称が「雪若丸(ゆきわかまる)」に決まった。16日の発表会見では、上山明新館高書道部の丹野優唯(ゆい)さん(17)が「雪若丸」と筆書き。吉村美栄子知事は「つや姫のりりしい弟分。ファミリーとして売り出したい」と語った。

 有識者を交えたこの日の県の会議で、県民投票(計1万5666票)で2位の「雪若丸」(3106票)を選んだ。「稲穂が立つ姿が男性的で、かみ応えとねばりのあるつぶ感と、雪のような白さ」をイメージさせることが大きな理由。1位は「雪の瞳」(4293票)だったが、雪若丸の方が20~50代の女性の支持が高かったといい、県は「コメを買う主導権を握る主婦層の意向を考慮した」と説明している。

 雪若丸は今年秋に200トンが試験販売され、来年秋の本格デビューでは1万トンにする。県は、県産米の主力「はえぬき」よりも高い価格帯を目指し、農家の所得の底上げを図りたい考え。つや姫同様、生産量を制限する方針で、団体単位で生産計画書を出して県に登録する方式を検討する。

 吉村知事は「コメ作りの上手な農の匠(たくみ)が、自主的に(管理して)育ててほしい」と話した。(前川浩之)