[PR]

 岐阜県総合医療センター(岐阜市)は16日、手術などに使う筋弛緩(きんしかん)剤「ベクロニウム」1本(10ミリグラム)がなくなったと発表した。医薬品医療機器法で毒薬に指定されており、大人2・5人分の致死量にあたるという。県警は盗難の可能性も含めて調べている。

 センターによると、12日午後0時25分ごろ、男性薬剤師が粉末のベクロニウムが入ったガラス容器などを、院内搬送機で小児病棟3階のナースステーションに送った。約1時間半後、女性看護師が確認すると容器1本がなかったという。

 ナースステーションでは搬送機の扉に鍵はなく、病棟は誰でも出入りできた。センターは院内を捜したが見つからず、15日に岐阜中署に紛失を届け出た。滝谷博志院長は記者会見で「搬送機で送ったことや、1時間半も搬送機内を確認しなかったことは大きな問題」と話し、再発防止を徹底するという。

<アピタル:ニュース・フォーカス・その他>

http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/