末崎毅
2020年東京五輪・パラリンピックに向けて東京都が整備する都立会場に、「男女共用トイレ」が設置される。車いす利用者も使える多目的型より小さく、特に異性の介助が必要な障害者の使い勝手に配慮する。心と体の性が一致しないトランスジェンダーを中心に、性的少数者(LGBT)にも優しいトイレだ。
多目的型の「だれでもトイレ」も男女共用だが、車いすが転回できる2メートル四方ほどのスペースが必要で設置数が限られがち。大きなイベントでは順番待ちになることもある。
そこで都は、2人が同時に入れるほどの広さにとどめた個室の男女共用トイレを設ける。配偶者や保護者ら異性の介助が必要だが車いすは使わない障害者の利用を想定。男女別でもオストメイト(人工肛門〈こうもん〉を使う人)や乳幼児連れに対応できる様々なタイプを用意し、「だれでもトイレ」に集中しがちな利用を分散させたい考えだ。
都立の11施設のうち7施設で…
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