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小さないのち 道に潜む危険

 幼児期の一人歩きの交通事故が後を絶たない。成長著しい時期だけに、思わぬ危険に遭うことも。どんなことに気を付ければいいのか。

 長野県小諸市の母親(29)はアルバイト募集の案内を見て、「これなら私もできる」と考えた。子どもを連れて働ける環境が整っているとあったからだ。

 車で契約先を回り、パンを売る仕事で、勤め先は家から車で10分ほど。少しでも家計を助けたかった。

 働き始めて1カ月後の2014年7月の朝。母親は長女(6)を幼稚園に送った後、1歳2カ月の次女・松本佳桜(かお)ちゃんを連れて出勤した。ほかにも母親が働いていて、この日は佳桜ちゃんと同じ年頃の子もいた。

 パンをかごに並べる約15分間の作業中、佳桜ちゃんを視界に入れるように気をつけていた。だが、ふと気がつくと姿が見えない。いつもは閉まっている事務所の出入り口の引き戸が、この日に限って開いたままになっていた。

 佳桜ちゃんは歩けるようになったばかり。外へ捜しに飛び出すと、見知らぬ女性が「お母さんですか」と慌てた様子で声をかけてきた。小さな子が車にはねられたという。

 佳桜ちゃんだった。

 裁判記録によると、現場は事務…

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