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 スペインの裁判所は17日、クリスティーナ王女夫妻らが関わったとされる脱税事件で、王女に無罪判決を出した。スペイン王族が初めて被告となった裁判として注目を集めていた。

 AFP通信などが伝えた。王女は国王フェリペ6世の姉で、夫妻が所有する会社に不正に公金が流れたという疑惑が浮上し、脱税に王女が一定の役割を果たしたとの疑いがかけられていた。裁判所は「経営は夫に任せていた」などとした王女の主張を認めた。夫のウルダンガリン被告は、禁錮6年3カ月の有罪判決だった。

 スペイン王室は、独裁体制後の民主化の立役者として国民の信が厚かった。だが王女夫妻をめぐる疑惑や、前国王フアン・カルロス1世の「象狩りツアー」などが明るみに出て、経済危機下の国民の批判をあびた。前国王は2014年、異例の生前退位をした。(パリ=青田秀樹)