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 2月20日は、アレルギーの日。今から約50年前の1966年のこの日に、免疫学者の石坂公成さんが、アレルギーを起こす「IgE抗体」の発見を米国の学会で発表した。この日にちなみ、日本アレルギー協会が、95年に制定した。

 花粉症、ぜんそく、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーなど、日本人の2~3人に1人が何らかのアレルギー疾患を持っているとされる。スギ花粉が飛び始める今の季節は、特に花粉症などのアレルギー性鼻炎に悩まされる人が増える。

 花粉症は、次のような仕組みで発症する。

 ①スギなどの花粉が目や鼻の中に入る②鼻の奥の粘膜や皮膚の下にある細胞が花粉を「異物」と認識。異物を排除しようと、IgE抗体をつくる③IgE抗体が、皮膚や粘膜などにある細胞にくっつく④この状態で、再び花粉が入ってくると、この細胞からヒスタミンなどの化学物質が放出され、鼻水・鼻づまり・くしゃみなどの症状がおきる。

 花粉症などのアレルギー性鼻炎は、症状が共通する風邪と間違われやすいが、大きく違う点もある。鼻炎に詳しい日本医科大武蔵小杉病院(川崎市)の松根彰志・耳鼻咽喉(いんこう)科部長は「症状が1カ月以上続いたり、風邪とは違うのどのイガイガや皮膚や目のかゆみが出たりしたら、アレルギー性鼻炎を疑った方がいい」という。季節性の花粉症のほか、ダニなどのハウスダストが原因となる通年性のアレルギー性鼻炎もあり、専門の医療機関で原因を特定し、その人にあった治療を始めることが重要だ。(北林晃治)