【動画】雪に覆われた震災遺構 岩手県田野畑村の防潮堤=長島一浩、葛谷晋吾撮影
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 岩手県田野畑村の明戸海岸。昨年3月完成した高さ12メートルの防潮堤の海側に、かつての防潮堤の一部が無残な姿で残る。17メートルを超える津波で破壊された。波よけの石で囲まれている光景は、古代の遺跡のようだ。

 以前の防潮堤の一部を防災学習のための遺構にしようと、総事業費1億7千万円をかけ、昨年末までに見学通路や駐車場を整備した。

 これまでの団体の来場者は神奈川県の二つの高校のみ。村の政策推進課は「あの日の記憶を風化させないように、幅広い年代の多くの人に来てもらいたい」と話す。(長島一浩