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 経営再建中の東芝は24日、半導体事業を4月1日に「東芝メモリ」として分社化すると発表した。東芝本体の資本増強のため、新会社の株式の過半を売る方針で、売却先については「2017年度のなるべく早い段階での決定をめざす」としている。

 東芝メモリは、四日市工場(三重県四日市市)を拠点にスマートフォン向けなどで需要が伸びているNAND(ナンド)型フラッシュメモリーを生産する会社となる。東芝から約9千人、関連会社から約1千人が移る。社長には東芝の半導体部門トップを務める成毛康雄副社長が就く予定だ。

 米国の原子力事業で巨額の損失を計上する東芝は、昨年12月末の自己資本がマイナス1912億円となって債務超過に陥る見通し。今後は東芝メモリ株の売却先探しを急ぎ、1兆円超を調達して資本増強などに充てる計画だ。